赤ちゃんの脳
人間の赤ちゃんは
本当によく泣きます。
おなかすいた!
眠たい!
おしっこした!
寒いよ~!
もういらないよ~
散歩連れてって~!
赤ちゃんを育てるのは至難の業。
あ~、もういい加減にして~!
と叫びたくなること多々あります。
でも、一人でご飯を食べることも
歩くこともできない人間の赤ちゃん。
自力で生きていく力をつけるのに
こんなに時間がかかる動物はなかなかいません。
何故こんなに未完成な状態で
生まれてくるのでしょう?
それにはちゃんと意味があるようです。
「未完成」というのを裏返せば、
様々な環境で生きることができる
「柔軟性」がある、ということ。
地球上の動物を見てみても、
こんなにいろんな場所で生きることができる
生物は稀です。
北は極寒のアラスカ、
南は4,50度にもなる砂漠。
人間の赤ちゃんはどの環境にも適応できるよう
自然が創ったアートのようです。
1歳までの赤ちゃんの脳は
ものすごいスピードで変化しています。
脳細胞の数は大人も子供も同じですが、
違うのは脳細胞同志を繋ぐシナプスの数。
生後2年間で毎秒200万もの
シナプスが形成されると言われています。
これは大人の2倍にもなります。
ところがピークを過ぎると
使われないものはどんどん
除去(刈り入れ)されていきます。
環境に合わせて形を変えていきます。
柔軟性がある一方、マイナス面もあります。
環境によって脳の成長が変わるということは
環境が良くないと脳が正常に発育しない、
ということです。
スキンシップの欠如や愛情欠如があった場合、
言語の遅れや、発達障害、学習障害、
後にはうつ病などの精神的な疾患になる
可能性が大きくなるという研究が
近年、たくさん報告されています。
赤ちゃんは毎日、外界とコミュニケーションをしながら
生きていくための脳を作り上げています。
あ~、また泣いてる。。。
ちょっとくらい私の時間もちょうだい。。。
永遠に続かのように思える赤ちゃんとの日常。
90まで生きるとして、その中のたった3年。
人生の礎となる初めの3年は
その後の人生を大きく左右します。
でも、ママの心身の健康があっての子育て、
日ごろからストレスマネージメントの方法を
いくつか用意していると
いざとなったとき、すぐに対処できますね。
日常を飛び出しストレスを発散したい!
自分を見つめる時間を欲しい!
アートセラピーもお勧めです(^_-)
一度体験してみて下さいね♪