「頭足人」~What do the tadpoles talk to you?~
上の絵は
欧米ではオタマジャクシ(tadpole)
日本語では「頭足人(とうそくじん)」
と呼ばれていて、
3~4歳ごろの子どもたちの絵に
一瞬の時期だけに見られる
共通イメージだ。
性別、国、民族、時代を問わず、
世界中の子どもたちが
誰に教わることもなく
この時期になると描き始める
というのが面白い。
(もちろん描かない子も中にはいる)
○から直接、
手や足が出ていて、
胴体がなく、
宇宙人みたいな
子どもが初めて描く
身近な人間。
大人はついつい、
「胴体がないよ」とか、
「変わった人間だね」
と言ってしまいがちだが、
この時期の子どもたちにとっては
「正確に外界のものを描く」
というよりも、
今の最大限のスキル(○と線)を使って、
身近な物や人、
関心あることや思い
心の中のイメージを外と少し結びつけて
「表現している」に過ぎない。
絵は子どもたちにとっては
「ことば」の代わり。
「犬は足が4本で、しっぽが一本、
耳は頭の上についていているのよ」
という大人の視点から見た
アドヴァイスは少し横において、
足が10本あっても、
頭から足が生えていても、
頭が二つあるラクダがいても、
空飛ぶナメクジがいても、
本当のように受け止め、
そのイメージの世界で一緒に遊び、
子どもたちが自由に
イメージを膨らませていけるよう
サポートできたら
そこからまたどんどん世界が広がっていく。
そうしているうちに
喜び、驚き、悲しみ、笑い、怒り、、、
といった言葉では表現できない
「今の気持ち」を、
絵を通して
絵で語り始める。
豊かで研ぎ澄まされた感受性、
たくさんのユーモア
暖かく包み込む包容力が
幼児教育に携わる大人には
特に必要だとひしひしと感じる。
そのためには脳を柔軟にしておくこと、
脳と心の関係にご興味ある方は
こちらのサイトへも是非、
立ち寄って欲しい。
Baby Brain I
↓
http://all-natural-sweet.com/