小さなアーティストの即興アート ~Non-stop Improvisation~
描くのが好きなBくんとFくん。
普段は一人ひとり描いていている2人、
今日はノリに乗りすぎて、
自分の紙の中では表現が収まりきらず、
前の友達の紙の上に描きはじめ、
そのうち、
2人で即興コラボを始めた。
ほとんど話すことなく
ノンストップで
切って貼って、描いて、また切って、
あ、うん、の呼吸で。
Jazzの即興演奏のように
言葉のないやりとりをしながら
猛烈なスピードで仕上げていく2人。
その溢れんばかりのパワーに
先生も私も圧倒されていた。
アートを読み解くとき、
どの画材を選ぶか、
筆圧や絵の大きさは
今現在の「心のエネルギー」を
よく表す。
心が疲れているときは、
色も少なく、小さく、薄く
画材も鉛筆や色鉛筆といった
安全でコントロールしやすいものを選ぶ。
一方、絵具やフィンガーペイント、粘土は
体の緊張をほぐし、感情の弛緩を助ける
またより細かい感情を表すことができる。
大人も疲れた時は、
絵具や粘土で遊んでみると
心の回復が早い。
「子どもじみてる」
と思われる方ほど、
一度トライしてほしい。
芸術療法士(アートセラピスト)の仕事は
「安全な空間」を作り
こういった材料を自由に使って
「感情を深く探求し表現していく」
(1992,C Case. T Dally)
ことを手伝いをすること。
今日はこれがうまく提供でき、
また子どもたちの心も開かれていたのかもしれない。
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アートセラピーを体験したい、
興味がある、
アートを一度見てほしい方は
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