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赤色アートセラピーWS in 大阪


今年もカラーパーティー展覧会で

アートセラピーのワークショップを開催しました。

早くも6回目。

今年のテーマは「レッド」。

色には個人的な意味合いと

時代・国境・民族・世代を超えた

世界共通の意味があります。

今年のWSは

赤色がもつ普遍的な意味、

「つながりときづな」をテーマに

ワークを展開していきました。

ワークでは幼少期の

「両親との関わりあい方」を想起し

無意識下に流れる

自分のあるパターン・傾向、

「今の自分の基礎」を作っている部分を

見つめていく作業をしました。

両親の顔、歩き方、話し方、

声のトーン、匂い、

いい思い出、悪い思い出など

小さいころのイメージと

今、成長した「私」が

改めて見る両親像を

融合させていきます。

この部分はアートですね。

昔と今を融合させる。

簡単なようで難しい部分。

感情・価値観という制限が

アートを変化させていきます。

たった2時間のワークでしたが

ボディーワークも取り入れて

深い部分の自分と触れる時間でした。

<親も人間だった>

親は親。

なんだか特別な

「親」という種族がいるように

子どものころは感じていました。

でも

改めて「人」として見てみると

今まで気づかなかった

新しい側面が見えてきます。

でも、「親」をなかなか「人」として

普段は客観的には見れない。

ああゆう親なのよ、と、

「親」という枠内でしか見れない。

そこでアートワークや

カウンセリングが役立ちます。

小さいころの両親は厳しい鬼のような、

鉄人のような無慈悲な親に見えたけど、

日によってひどく気分が違って、

暴力的なひどい親だと思ったけど、

うるさいだけの親だと思っていたけど

親も生きることに必死だったんだ。

親も弱さをもつ人間だったんだ。

あの時はあれが精いっぱいだったんだ。

カウンセリングを深く進めていくと

という声をたくさん聴きます。

そんな私もそんな1人。

今日のワークで大切なことは

1.完璧な親(人)はいない。

親は「完璧な大人」。

子どもだった私たちはこう見がちです。

親の言葉・存在は「絶対的」で

私たちの子ども時代を支配します。

自分も含め両親も「弱さ」をもった

私たちと同じ一人の人だということ、

揺れながら「人生」という旅を

続けていることを深く知ると

そこに「許し」と「感謝」の気持ちが

湧き上がってきます。

2.私達は一面を見て全体を判断してしまうこと。

特に子どもたちの自我は、

生まれたてのひよこのように

フワフワしていて全体を

見る力がまだありません。

一緒にトランプしてくれた

思い出もあるはずなのに、

怒られている場面が

その当時の私達には

あまりにも強烈だったため

その思い出だけが記憶に

焼き付けられます。

悲しいことに

マイナスの記憶は

録音テープのように

何回も何回も繰り返し再生され

記憶を強化する性質があります。

●と思い込んでいた物体が、

うしろから見ると実は■だった!

カウンセリングやWSで

よく出会う瞬間です。

「あたりまえ」には気をつけなくてはいけません。

3.何歳になっても死ぬ直前まで変わることが出来る。

私の恩師の言葉です。

もう年だから。。。

そう思った瞬間に

進化は止まり、老化が始まります。

脳の細胞も体の細胞も

老いという死への道を早足で進み始めます。

「あきらめ」という「言い訳」だと。

変化や進化にはパワーが必要ですが

生きるとはエネルギーの交換のようなもの。

パワーは実は減ることはありません。

人と関わっていると

化学反応のように

エネルギーが産みだされていきます。

そして交流しているうちに

あ、そうか!と気づくことがたくさん生まれ、

「気づき」が変化を生み、

また人との関わり方を変え、

生き方を変えてくれます。

この繰り返しが人生を作っているのではないでしょうか。

<見たくない自分>

自分の心を見つめる機会が普段なかったり、

または見つめることが心苦しくて避けていたりすると

今日のようなワークは難しく感じるかもしれません。

一生懸命取り組もうとすると

心(意識)の準備ができていなく

気分が悪くなることもあります。

人は誰でも自分の嫌な部分を

見るのを避ける傾向があります。

(でも人のマイナス面は見える!)

もっと楽しく気楽な部分で

日常を難なく過ごす方へと進みがちです。

こんな人間的な弱さも含め、

今の自分を知り、

これも自分だよね、

と受け入れられたとき、

ふと力が抜け、

ぶれない心の芯が

出来始めるでしょう。

今日は、参加して下さったみなさん、

少し大変なワークでしたが、

人生に深みと豊かさを

見つけるきっかけになれば幸いです。

<カラーパーティーレッド展>

今年のテーマ色、レッド。

赤一色の空間は

想像していたような

圧迫感や暑苦しさはなく、

むしろエレガントで洗練された

でも内に秘めた情熱、エネルギーを感じる

ドラマティックな空気が流れていて

心だけでなく体までがポカポカしている

自分に驚きました。

(私だけでなくその空間にいたビジターもそう感じていたようです。)

色にはエネルギーがあります。

来年はブルー。

今度は心を鎮静させ、

知性と直観を呼び覚ます色。

色に反応する私たちの身体も

そして心も波動で出来ています。

もちろん感情や

それを作り出す思考も波動です。

自然界の波動を敏感にとらえる

赤ちゃんのような澄んだ感性。

毎年のカラーパーティー展は

忘れていたプリミティブな感覚を

呼び覚ます一年に一回の

「感性磨き」の時間。

今年もWSでは

あちらこちらで、

たくさん涙もありました。

笑いもありました。

今日はたくさんのご参加、ありがとうございました。

そして心のストレッチ、お疲れ様でした。


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